moundtailのブログ

『人生のマウンドに立つ人を応援する』をコンセプトに掲げ、母親支援を中心に、子育て・医療福祉・組織開発の分野でケアラーズケアをしている女性経営者のひとりごと。

【うちの子のあーだこーだ。】11月ふりかえり

さて、超多忙だという言い訳をした後に、

やっと11月のふりかえりをします。

11月のテーマは『夫婦関係』。

『推しポイントを語ろう』という、

ライトでキュートなテーマから一変

ちょっと重くて刺激的なテーマに。

 

11月からはクラス分けもスタートしました!

予定は以下の通り。

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ですが…

11/23は3日前に娘が体調を崩し、

それがインフルによるものだったため

中止としました。

わたしがウィルスのキャリアになる可能性もあったため、

小さいお子さんのいるご家庭への影響を考えての決断でした。

(自身は罹患せずに療養期間を終えたものの)

万が一感染させていたら…と思うと耐えられません。

新型コロナも下火と思われる状況になり、

今更インフルでwと思う方もいるかもしれませんが、

乳幼児ではインフルエンザ脳症に発展することもあり、

油断ならない病気です。

・・・と講釈はこのくらいにして。

 

1歳未満と1歳以上のクラスで二日に分かれて行いましたが

どこの家庭も(夫婦も)多かれ少なかれ一家言あるな、という感じ。

話しづらいテーマかな、と気を揉んだものの、いろんなお話が聞けました。

個別の内容はプライバシーの問題もあるのでここでの言及は避けますが、

印象的だったのは、ほとんどの方が『初めて話せました』と言っていたこと。

そして、毎回いただいているアンケートには『楽しかった』の字が踊ります。

重いテーマを扱ったにもかかわらず、皆さん笑顔で帰っていかれたのも印象的でした。

 

まず初めに『夫婦関係、ぶっちゃけどう?』とはじまり、

『特に!オットのこれが嫌!』でさらに掘り下げ、

『でもでも、実はここが好き♡』で夫婦になった頃を思い出してもらう。

最後に『話してみて、今どんな感じ?』と一言いただいています。

 

出産を終え、子育てがスタートすると、女性はものすごいスピードであらゆる知識と技術を吸収します。対して、男性は変わらず仕事に行き、子育てに参加する時間はほんの僅か。悪戯にそうしているわけではなく、男性育休が進まない中、実質的に関われる時間というのが本当に少ない。そうすると、急激に母として成長する女性をよそに、男性の父になるスピードはとてもゆっくり。奥さんが何らかの理由でいなくなってしまった夫婦を除き、大抵の夫婦は日毎に男女の子育てスキルに開きが出て、お互いに不満を持つように。

形は違えど、ほとんどの家庭が不満を持っている状態でした。

今、ほとんど、と書いたのには、中にはほぼ不満のない家庭もあったから。その家庭のことをぼかして紹介すると、奥さんはできないことは『できない〜』と素直に表現するそうです。そうすると、旦那さんがやってくれるのだそう。

我が家もそうなのですが、前回の記事にも書いたようにパート勤務で家にいない分、我が家の旦那さんはとても家事・育児に協力的です。わたしが言ってきかせてそうしているわけではなく、『家にいないから』やらざるを得なくてやってくれています。(言い方)

 

女性は大半の時間を赤ちゃんの近くで家事も並行しながら過ごすので、家事・育児に関する解像度が高い。一方男性は解像度が低く、何もかもぼやけています。

奥さんが『明日のゴミ出しは・・・』『朝は冷蔵庫のアレを消化して・・・』『ゴミ袋そろそろ切れるから買わなきゃ』『そろそろミルクの時間だけどよく眠ってるから起きてからにしよう』『明日は〇〇の子育てサロンだな』『干したままの洗濯、畳まなきゃ』『さっきママ友から来てたLINEまだ返してない・・・』と考えながら夕食を作っている最中、風呂場から旦那さんが呼んだりします。

「シャンプーなくなったんだけどー」

言わずもがな、旦那さんは一人の成人した男性です。自宅の物品の保管場所は覚えておいてほしいし、なくなった報告ではなく、さっと詰め替えてシャンプーのレフィルを一個使ったことを報告してほしいわけです(何ならレフィルの発注または買い出しもしてくれると大変助かるのです)。この呼んでいる時の声が大声で、寝ていた赤ちゃんを起こそうものならさぁ大変。夕食作りが佳境の奥さんはその手を止めてミルクの準備をしつつシャンプーのレフィルを風呂場へ運び、赤ちゃんの授乳開始。ここで入浴を終えた旦那さんが「まだメシできてないの?」などと言ったら、以降恨まれること必至なのでご注意を。

妄想家族のお話が長くなりましたが、このような事例はいくらでもあって日々の積み重ねで関係性は複雑になっていくばかり。たいていの男性は自分の行動の裏側で女性が何を考えてどんな感情が生まれているかを知りません。言われなければわからない生き物なのです。これは、脳の構造によるところが大きいのですが…長くなるので割愛します。

※わかりやすい記事があったので、お時間のある方はどうぞ。

kazoku-wedding.jp

 

全体的に愚痴がたくさん出てはいたのですが、『でもでも、実はここが好き♡』では(あんよクラスの方が捻り出した感があり、月齢による差はあったものの)きちんと旦那さんのことを大切な存在だと認識しているようでした。

なので、『あなたのことが大好きだよ』というのは大前提で伝えつつ、『こんなところが気になるから注意してほしいな』と伝えられたらベストかもしれないよ、ということを最後にお伝えしてさせていただきました。

仕事でも、一つのミスで『お前はダメなやつだ!』などと言われたら『パワハラかよ…ブラック企業じゃん…』となり関係性は破綻しますが、『今回の仕事、本当に頑張ってくれてありがとう。でも、このようなミスを減らすために次からは最終確認の時にもう一度声をかけて』という声かけなら、関係性は破綻させずに意図が伝わりますよね。

夫婦関係は、別会社である男女が結婚によって統合されたようなもの。会社ならば組織風土や強みの違いはあれど、統合するメリットがあってそうなっているはず。その際にすり合わせが行われるように、結婚の際も「うちではこうだったんだけど…」とか「こういうときはどうしてた?」とか、すり合わせていけたら一番の強力なパートナーになれそうですよね。

旦那さんが我慢強いタイプのわたしが言ってもあまり説得力ないのですが(笑)

 

最後にいただいた感想を添えて。

『新しいテーマで話せて楽しかったです🙌次の義実家愚痴も楽しみ!(笑)』

『いつも、みんなの色々な話をきいたり自分自身も話すことでスッキリできて、十分満足です!今回もスッキリ楽しかったです!』

夫婦関係のことはなかなか話せないことですが、今日は今一度見つめ直すいい機会になりました。とても楽しかったです!もっと早く参加したかった〜ありがとうございました!』

大きい子が遊んでも楽しいおもちゃがあるともっと飽きずに遊べるかなと思いました!(乗る車や滑り台?)本日もありがとうございました!とても楽しかったですし、深い話ができて良かったです。これを機に旦那とよく話し合おうと思いました🥹』

普段なかなか話さない内容だったので、周りの家庭の話を聞けて「なるほどなぁ〜!」と思いながら参加していました。あとやっぱり、まったり過ごせて居心地がいいです。息子がのびのびしすぎて進行の邪魔してしまってすみません! このイベントを知らない人がまだまだたくさんいそうなので、通ってる支援センターにチラシ貼ったりとか、協力できないかな、と思ってます。(私の知らないルールがあって難しいのかな…)SNSで繋がってるママ友少なくて悔しいです! 今日もありがとうございました!

もっとたくさんの人数で楽しめたらいいのに、と思ってくださる方も出てきてとても嬉しいです!

ぼちぼち落ち着いてきたら、12月のあーだこーだ(テーマは『義実家』)もまとめていきたいと思います。