2023/09/21
本日、第2回【うちの子のあーだこーだ。】を開催しました!
今回は1才未満のお子さん3人とそれぞれのママ、2才のお子さんを連れて妊婦さんも来てくれました!歩き出す前のお子さんが中心だったので、前回よりさらにゆったりした時間の流れる空間に。
前回の反省も活かし、ワークショップは手短に終了してフリートークの時間を長めに設定。自然に会話が生まれるあたたかい時間になり、赤ちゃんたちに最高に癒されました!
ありがとう〜!
今回は2ヶ月の赤ちゃんも!
支援センターや公民館での子育てサロンは、首すわりを前提に3ヶ月からとしているところが多いようで、出かけたいのに出られない苦しさがあったようです…。
首すわり前の時期は、確かに事故やトラブルのリスクを考えると慎重になるのはわかるのですが、意思疎通ができない赤ちゃんとの生活に息が詰まりやすい時期でもあります。ママが孤独になりがちな時期に誰かとつながるタイミングを作れないというのは、産後のトラブルに移行しやすくなるということでもあるな、と思いました。
『首すわり前の生後2ヶ月で授乳も頻回ですが大丈夫ですか?』と事前にお問合せを下さって、ねんねスペースを設けていること、簡易授乳室があることを伝え、『ママの体調が許せばぜひいらしてください』とお伝えしました。加えて、今回参加するお子さんのだいたいの月齢も。
これは、月齢があまりにも違うと遊び方が違うことでお子さん同士の事故やトラブルにつながりやすいと思ったためです。
幸運なことに、今回は歩き出す前の月齢のお子さんが多かったため『ゆったり過ごせそうですよ』とお伝えできたのがよかったかなと思います。
ワークショップも、わたし自身がファシリテーションに慣れたことと、ゆったり時間がとれたことでたくさんのお話が聞けました。もう、模造紙に書ききれないくらい!
本当は、いっぱい話したいこと、聞いて欲しいこと、あるんですよね。
産後、お祝いに来てくれる友達を捕まえてはマシンガントークして周囲を困惑させた(笑)わたしとしては、こうして話す機会を作れたことがとても嬉しいです。
毎回、アンケートも取らせていただいているのですが、良かった点に必ず挙げられるのが『家族以外の大人と話せたこと』なんですね。
赤ちゃんを取り巻く環境で親い人間関係では、子育ての『辛い』が言い辛かったりします。
特に、両親、義両親というのは手放しで『可愛い』と言える立場なので、可愛がってくれる親世代を前に『辛い』とは言い出せないもの。夫に対しても、『辛いと言うと、「じゃぁ、可愛くないってこと?」と言われ、辛さが共有されにくい。そう言うことじゃないんだよ〜』とのお声もありました。
子育ては、赤ちゃんは、もちろん可愛い。でも、同じくらい辛い場面も存在する。
【辛いと可愛いが同居するのが子育て】
この両面を知ることなしには、子育て支援、特に母親支援、家庭支援はできないと思います。
家族力動というものを聞いたことがあるでしょうか?
心理学用語の集団力動の集団を家族に置き換えたもので、”「全体としての家族」を診断・治療の1単位として考え、家族の機能や問題点の解明を重視する理論のこと”と説明されます。
http://rinnsyou.com/archives/495
家族の中では女性は出産すると母親らしさを求められ、自らも母親らしさを演じてしまうために『わたし』が言いたいことも言えなくなってしまうのですね。
仕事関係などの人間関係でもよくあることですが、利害関係のないはずの家族でも人間関係に勾配は生じてしまう。
これをよく知っているからこそ、そのままの『わたし』らしい声を聞きたいといつも思っています。そして、家族にも『わたし』らしいまま声を届けても、労い褒め合える関係性になることが当たり前の世の中になっていってほしいとも思うのです。
そのためにはちょっとした仕掛けも必要だと思っていて、ワークショップの導入部分では『呼んでほしい名前』を名札に書いてもらっています。『〇〇家の奥さん』や『●●ちゃんのお母さん』のような【役割】ではなく、『あなた』の声を聞きたいんですよ〜とお伝えして。
前回の時も『ご自分のお名前書いてくださいね』とお伝えしたら『子どものじゃなくてですか?』と聞かれて。子どもが生まれると子どもの名前を聞かれる機会が圧倒的に増えるからですよね。久しぶりで戸惑うんです。
でも、この導入はとても大事なことだと思っています。
最後に、今回もいただいた感想をご紹介して終わりたいと思います。
『誰か同じ状況の人と話しながら過ごす時間がとても心が安心できてよかったです♡』
『深夜にも関わらずDMでお返事いただけて嬉しかったです。また機会があれば参加したいです』
『『子どものお母さん』という風に見られる 場面が多いので『自分』がどう思っているかを ゆるーくお話しできる場でとても 楽しかったです。』
『小さい赤ちゃんに癒されました! 息子も自分より小さい子と触れあうことがないから、良い経験になったと思います。』